春を画く
2016年3月30日
春、芸術
皆様は「春画(しゅんが)」をご存知でしょうか?
芸術や歴史に興味のある方はよくご存知なのですが、比較的お若い方や、触れる機会がなかった方には「うららかな春の日差しが差し込む優雅な絵」をイメージされる方もいらっしゃると思います。
が、ご注意下さい。
検索サイトで「春画」を検索すると、おおよそ「アダルトコンテンツ」として扱われる傾向にあります^^
そうです。
春画は主に江戸時代に流行した「性風俗」を描いた絵画で浮世絵の一種でもあります。
分かりやすく言うと「江戸時代のエロ本」(少し乱暴?)と言えるかもしれませんが、葛飾北斎なども描いている立派な芸術なのです。
また、使い方が現在とは違います。
(「現在の使い方」への追求はさておき…(*^^*))
当時、春画は災難除けの一種のお守りのように使われ、武士は男女性交の図を鎧の下に厄除けとして忍ばせ「勝絵」と呼んでいました。後世には商人が火事を避ける願いを込めて、蔵に春画を置いていたとも言われています。また、特に枕絵の絵巻は花嫁の性教育のテキストとしても後々まで使われていました。
(みなさんの春画が見つかってしまった場合にも「お守りだ」と言い張れますね^^)
男女の性愛を描いた絵画や彫刻は日本独特のものではなく、古代文明(紀元前30世紀頃)から粘度版に描かれた線刻画が残っています。人間の永遠のテーマであるにも関わらず、始めて西洋のイギリスに伝わったときは、猥褻(わいせつ)であるとして破棄されました。現在では、春画のコレクターは世界中に広がり、オークションや展示会も各地で行われるようになりました。
個人的には先に挙げた北斎の「喜能会之故真通(きのえのこまつ)」の中の1枚「蛸と海女」は「人でないもの」にゾクっとします。
また、海外の性風俗を題材にした絵画などは、「え?どうして?」と思うようなちょっぴり笑ってしまう描写もありますね^^
どうですか?興味が湧いていらっしゃいましたか?
さて、2016年最初の「春」の続きはみなさま「さまざまな形」でお楽しみ下さい☆・*。.:*・゚
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